| ’09年9月20日（19日、初日） | ||||||||
| 出発は19日の夜11時過ぎ。旅の道連れ・Kuroを拾ってからスタート。 ここでいきなり暴走族の集会に巻き込まれ、想定外の渋滞に見舞われるというケチがついた。今にして思えば、これがまさに「ケチのつき始め」！？ あきる野ICから圏央道→関越→上信越→北陸道と突き進む道程。途中「松代」や「魚津」など、城巡り的に後ろ髪を惹かれる地名を目にしつつも、何としても渋滞が始まる前に金沢へと先を急ぐ旅。泣く泣く素通り。 3度の休憩を挟んで最初の目的地、金沢の「兼六園」に到着したのが何と、開演時間ピッタリの午前7時！勿論、駐車場も難なくGET！！なんという幸先のいいスタート。しかし、この頃から私は自らの身に迫る異変に気付き始めていたのだった。。。 園内を朝の散歩の如くのんびりと巡ってはみるものの、早朝から気になっていた胃腸の痛みがどうにも治まらない。かつて経験のない痛み方。鏡で見る自らの顔面は蒼白。。。お陰で兼六園の雅な風情にも感動している余裕すら無し。旅を終えた現在に至っても殆ど記憶に残っていないほどに。。。 それは、その後に訪れた「金沢城」や「ひがし茶屋街」「主計町茶屋街」「近江町市場」でも同じ。近江町市場では家族への土産に海産物を買って、美味しい海鮮丼を食べて、、、と目論んでいたのに全てがパー。海鮮丼を食すどころか、土産物を選ぶ気力すら起きなかった。 （品揃えもたいしたことなく、値段も高めだったしね） おまけに車を最初の兼六園の駐車場に置いたまま、名所巡りを開始した午前7時から上記の全てを観終えた11時までの4時間、延々と歩き通したため、そのダメージは計り知れないものとなっていた、、、模様。そのツケは夜に来る。 （P.S.それにしても金沢の街は清潔感に溢れていた。どれだけ観光には関係のなさそうな裏路地1本にしても、ゴミ一つ落ちていない。これには驚かされた。よくぞここまで街全体で徹底しているもの。これは賞賛に値すると思う） |
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| 兼六園↑ | 金沢城↑ | ひがし茶屋街↑ | 主計町茶屋街↑ | 近江町市場↑ | ||||
この段階で、当初予定していた最低限の訪問地は踏破していたこともあってKuroの気遣いにより、仕方なく早めに宿に入って休もうということになった。無念の金沢早期撤退→小松へ移動。ここからは運転もKuroに代わってもらう。 ところがホテルに到着したのが何とまだ真昼間の午後1時。当然のことながら、準備ができていないとチェックインを断られる。受け付け開始は3時から。それまでの2時間をボケーッと過ごすのも勿体ない。具合が悪いと言ってもお腹が痛いだけ（と思っていた）。 という訳で小松市内の観光名所を巡ることに。そう、この判断のツケが夜に来る。。。 まずは源義経と武蔵坊弁慶で有名な、歌舞伎「勧進帳」の舞台ともなっている「安宅の関」へ。私は今回の旅で小松に宿泊することになるまで、安宅の関が小松市にあることを知らなかった。 場所は殆ど日本海の海岸沿い。強い海風が吹き荒れ、波も荒れ狂っていた。当り前のことだが900年も昔の建物等が残っている筈もなく、ただの跡地（伝承）。しかし、そこに建つ義経と弁慶の銅像を見上げながら、必死の逃亡を重ねていた2人に思いを馳せる。 次は「小松城址」。はっきり言って遺構らしき痕跡は殆ど何も残っていない。とりあえず観に行ってみただけ。感想はない。 次は、ヤンキースに所属する松井秀喜選手の実家近くに建つ「Matsui Hideki Baseball Museum」と、小松空港にある「航空プラザ」へ。前者では松井選手が獲得した貴重な数々のトロフィーや使用したユニフォームなどが展示されてあり、昔から巨人ファンでありながら巨人が負けても松井が打てば許す、というくらいの松井ファンでもあった私にとって非常にエキサイティングな訪問となった筈だし、後者もなかなか立派な展示品が並んでいた。 しかし、如何せん胃腸の痛みと徹夜で運転し、早朝から歩き続けてきた疲労で完全にグロッキー。愉しむゆとりはなかった。。。 ここで午後3時を回り、ようやくチェックイン。昼食を全く摂っていなかったので、さすがに少しは食べておいた方がいいだろうと軽くつまんでから昼寝。ようやくの休息。ところが。。。 Kuroと夕食の約束をしていた午後7時に起きてみると、明らかに具合が悪化している。熱まで出てとにかくダルい。軽く38度は超えていたと思う。 当然、夕食など食べる気力もなく、部屋でダウン。深夜まで気だるさからベッドで唸りながら過ごした。。。この時点で、翌日以降の旅の予定を全て諦め、東京に帰る覚悟を決めていた。あとはどうやってKuroに詫びたらいいんだろう、なんて考えながら。。。楽しみにしていた日本海の海の幸は露と消え、散々だった初日の夜は更けていく。 |
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